友輝誠司 心に残る言葉をあなたに

ユウキセイジ 心に残った名言や名画を紹介しながら、心に浮かぶことを書き綴れたらなと思っています。

No.1 「下足番を命じたら日本一の下足番になってみろ そうしたら誰も君を下足番にしておかぬ」 小林一三

今の生活に「不平」や「不満」って
みんな結構持っていると思います。
与えられた仕事に「え?! どうして僕がこんなことを・・・」
みたいな思いが芽生えることありますよね。
そんな時にこの言葉と出会いました。

「下足番」・・・今ではもう死語になったと言っても
過言ではない職業ですが、昔は大きな旅館とか料亭には
必ず配置されていました。

人の履いた靴など触わりたくもないと誰でも思うでしょう。
しかしその仕事に心から不平不満を言わずに取り込めば
人は「おや?」と思うのでしょう。 

昔、ある友人の家に遊びに言った時
その友人は父と母とおばさんの四人暮らしをしていたのですが
そのおばさんという人が体に障害があって
結婚はしないで彼の家にずっと住んでいました。
お父さんのお姉さんでした。

一晩泊まって、翌朝帰る時、昨日結構汚れていた革靴が
ピカピカに磨かれて、きちんとそろえて玄関においてありました。
僕が「これ?・・・」と友人に聞くと
「あ、それはおばさんがやってくれたんだよ」って言いました。
「なんか自分ができることって言ったら靴磨くことぐらいしか
 できないって言って、いつも客人が来るとそうやって磨いて
 くれるんだよ」
「・・・」僕はなんだか目頭が熱くなって
そして、なんだか履くのがもったいなくて・・・


下足番をいやいややっていたら
汚れた靴を綺麗にして、その人が気持ちよく履いてもらいたい
なとどは考えないでしょう。

すべては「心」の問題なのですね。

今日の朝も目覚めることができたことに感謝し
与えられた仕事を頑張ってやることこそが
「夢」に近づく最初の一歩であると小林さんの言葉から
教わりました。

 

追記

この日までキスしたこともない47歳のおばさんが
「心」の歌を聞かせてくれます

http://www.youtube.com/watch?v=1t8m7CkpIK0

エドさんの言葉も添えて
「人は命ある限り、
 いくつからでも、いつからでも、
 自分を変えることができる」

   エド・はるみ(お笑い芸人・女優 1964~)」